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小説・設定置き場:GE系

2050以前の事にばかり力を入れていました(過去形)

GOD_EATER TANGLED_CAUSAL 第二話

本編 よその子様 TANGLED_CAUSAL

「でさ、お前はどこから来たんだっ!?」

 

ヘリが飛び立った途端に、キラキラした目をしたミドリに(飛び立つ前に「さんはいらねえ!私の事は気軽にみどりんと呼んでくれ!だぜ!!」と言われた)そんな事を聞かれた。

……無理もないけど、信用してくれるだろうか?ものはためし、だけど……。

 

「えっと……驚かないで聞いてくれる?」

「おう!何でもどんと来い!だぜ!!」

「……」

 

元気良く宣言するミドリと、その声を聞いて眉をひそめつつこくりと頷くマリスさん。

……私は、この世界に来る前に言われた言葉、見たこともない神機の事、そして今まであった全てを話した。

 

 

 

「…今まで行った世界では写真も撮っててね。まあ、そんな感じで私は平行世界を転々としてるんだ」

「ほぇ~……そんな事もあるんだなぁ……」

「…まあ、あの場に人間はいないはずだったからな……それなのに貴様がいたという事は、そういう事なのだろう」

 

良かった、みんな信じてくれた。

……でも、これからどうしよう?「悲劇」を見つけてそれを解決しろって言ってたけど、見つけてもどう食い止めるのか。

 

「……」

 

右に二つ、左に一つ……時計が三つ付いたこの神機……何か関係があるんだろうな。

そう思って色々観察してみると……神機の右側、その上の時計に「DAY」、下の時計に「HOUR」、左側の時計に「MINUTE」、と書かれてあった。

……この神機の時計を操作して時間を移動して、悲劇を食い止めるのかな?

 

「はー……」

「……どしたの?ミドリさ…ミドリ」

 

ミドリが深い深いため息をついたので問いかけると、うなだれながらミドリは答えた。

 

「最近、色々おかしいんだよ。異常なまでに私の仲間が死ぬんだ」

「…………ノワールも、な」

 

……え?

それってつまり、みんなが死んでるって事……?そんな……

それにもしかして、これら全てが「悲劇」で、それを全部片付けろっていうの?

 

「最初は私含めて九人いたんだが……今は四人、だな」

「……」

「…もしかしたら、これもツクヨミが…」

「なきにしもあらず、だなぁ。意図的に殺された、のか……」

「……クソッ」

 

アイツは「手を加えていない」って言ってたけど、どこまで本当か分からない。

……とにかく、帰ったら止めに行かなきゃ。

 

「そういや、悲劇を止めるのが目的、なんだよな?

それじゃあノワールが死ぬのも防げるんじゃ……」

「……ノワールの死が、その悲劇とやらならな」

「ならさ、ノワールが死ぬ前の日に飛べば止められるだろ」

 

前の日に……。

今神機を操作するのはまずいだろう。時間を操作できる(かもしれない)とはいっても、このまま操作したらヘリの中から空に投げ出される、なんて事もあるかもしれないし……。

 

「……その事なんだけど、その……悲劇が起きた日って、いつなの?」

「ん?……一昨日、だな。2月11日だ」

「分かった、ありがとね?」

 

早速、アナグラに戻ったら操作してみよう。

……それにしても、少し眠いなぁ…色々あって疲れたし、この時くらいは寝ようかな……

 

「ふぁ……」

「眠いのか?」

「ん……うん」

「……着いたら起こすから、ゆっくり寝てなって。多分疲れてるだろ、メノちゃん」

 

さり気なくメノちゃんと呼ばれたが、そこまで頭が回らなかった。

そうして、私の意識はまどろんでいった────

 

 

 

「そう云えば」

「んあ?」

「どうして私を見限らない?……貴様も殺したくなるのだぞ、近付きたくないとは思わないのか」

「そんな事言ってもなぁ……変わってもマリスはマリスだし、……距離を置いて、その間にお前が死んでたら嫌なんだよ、私。また後悔しちまうし、……それに私がいてやらないとお前が色々やらかしちまわないか怖くてな!?」

「……そう、か。…なら、その言葉に甘えるとしよう」

「え、やけに素直だな。ヘリでも落ちるんじゃねえか?」

 

 

 

続く