小説・設定置き場:GE系

2050以前の事にばかり力を入れていました(過去形)

もしもセヴィリオくんが例のイベントにいたら(紅狼氏宅)

例のイベント=DAYBREAKで起こる現在未執筆のアレ

よその子様が口説かれます。崩壊してたらごめんね!!!(聞こえないくらいの声)

 

 

 

Side.Midori

 

 

私の名前は海音ミドリ。海音リョクノ、って新入りの神機でありAIBO……違う、相棒である。ちなみに姿はそのリョクノと瓜二つなんだぜ。

リョクノ……いや、これからは親しみを込めてりょくのんと呼ぼう。そのりょくのんに神機としての私を握られた事により、人間として……神機の擬似人格としての私が目覚めた。

そこまではいい、のだが。

 

「カァァーーーッ!!誰も私に気付いてくれない!!変な声でそォォォォーーーーッ!!」

 

もう出てるってツッコミは無しで頼む。

どうやら誰の目にも見えないらしく、例えりょくのんの目の前で言葉攻めしようがM字開脚しようが挙句には全裸になろうが、全く気付かれない。しかも他の奴にも当然見えないらしい。ちなみに今は廊下nowだ。

つら……ダンスしよ……

 

「なまったまご……ゆきうさぎ…ボール、まみむめも……フゥゥゥッフゥァハハハハハハ!!」

 

さあ、上がってキタ上がってキタ──!

とりあえず思い付いた単語を呟きながら適当にダンスを踊りそして湧き上がる奇声──!

大回転をし私のテンションは最高潮へ──近くにいたらしいジュリウスもニコニコとこちらを見ていr────え、……え?

 

「あなた、上手に踊れるんですね。すごいです!」

 

──溢れ出る疑問と拭えない違和感──

待て、ジュリウスだ。ジュリウスがいる。ジュリウスが私の事を見てる。めっちゃニコニコしてる。……マジ?なにゆえ?何でジュリウスには見えるの……ってかジュリウスなのか?なんかフェイスペイントあるぞ??いやそれにしても何でこの人には私が見えてるんだ……!?ていうか今のダンス見られて恥ずかしいんだけども!!

 

「あ……あぁおう、……ごめん、悪かった」

「? どうして謝るんですか?」

 

きょとんとするジュリウス(仮)。

…適当に踊ったものを素直に褒められてとても申し訳なくなった。

いや、嬉しいんだけどな……!粗末なものを見せてしまったというか何なんだろうこの複雑なエモーションは……!!

ってそれどころじゃねえ!!

 

「待て、お前……何故私が見える!?あとジュリウスじゃないな!?」

「見える……って? ……あっ、はい。僕はセヴィリオ・ヴィスコンティです」

 

アッ……アゥ……そりゃあ分からないよな見えたら見えたで普通の人間として認識されそうだし半透明でもない限り精神体だとは思わまい……!

…自己紹介をしながらぺこりと頭を下げ、再び頭を上げるとニコニコしているセヴィリオくん。黒い腕輪を付けている辺りブラッドらしい……まさか……隊長さん……!?ってかジュリウスの身内!?驚く事がいっぱいあるぜ!!

ってそれどころじゃねえ(二回目)自己紹介しないと!!

 

「すっすまん!ボーッとしてた!

私の名前は海音ミドリ!だぜ!!」

「ミドリさん、ですか。よろしくお願いしますね」

 

ニコってした……かわいい……さっきの「何故私が見える」については触れないでくれた。多分ドントタッチミーな話(触れてはいけない話題)なんだと察してくれたんだろう……センキューベリーマッチセヴィリオくん……!!

……にしても、隊長さん……だろうな。色々見て回った今日にも見た覚えが無いのはきっとセヴィリオくんの事をジュリウスと認識してたからだろう……すまない、本当にすまない。

……とにかく、握手だ!ジャパニーズ挨拶!……あれ、握手って極東が発祥だっけ?

 

「まさかジュリウスに身内がいたなんてな……! ま、これからよろしく頼むぜ!」

「はい、よろしくお願いします」

 

私が右手を差し出し、セヴィリオくんも右手を差し出して私の手を握った……その瞬間。

 

 

赤黒い場所で、ジュリウスの名を叫ぶセヴィリオくんの姿が頭をよぎった。

 

「……ッ!?」

「今のは……」

 

……うん、今のは感応現象だろうな。ビビった。

すっげえ迫力だった…セヴィリオくんの方も何か見えたみたいだが、無闇に聞くつもりはないみたいだ。いい子すぎて泣きそう。

 

「……ま、まあ、よろしくな」

「はい!」

 

さて、自分を認識してくれる人も見つけた事だしこれからはりょくのんと共に任務行きながらのんびりするか……なんて考えて、「じゃーな」とその場を去ろうとした時だった。

 

「な、アレ……例の新入りとジュリウスさんじゃねえか?」

「あっほんとだ、なんで一緒なんだろ…」

 

そんな声が聞こえてハイパーびっくりした。

例の新入りってのは恐らく、いや私の容姿から考えるにりょくのんの事だろう。

……待て、周りの人間にも見えてる?何で?…………まさか、今の感応現象で可視化されたのか?

 

「?」

 

チラッチラッとセヴィリオくんを見て、「それくらいしか考えられない、ブラッド隊長ってスゲー!」という考えに落ち着いた。

…………これでりょくのん達に自分を認識してもらえる訳だ。うれしみと感謝しかない。これは色々とアタックして感謝のココロを示さなければ……!!

 

「なあ、セヴィリオ…さん!

私と一緒に飯食わないか!?ていうか可愛いな!?何だったら二人でお喋り……」

 

はっ、これじゃナンパじゃねえか…!

あっやばいどうしよう困らせちまったかも、どうしようどうしようどうしよう…!!

 

「ありがとうございます。でも、ごめんなさい」

「だよな…!!」

 

すごいスラッと断られた……困り顔で……!!

ウワアアアアアでもそれが良い!!でも悔しい!どうしてかな!!

……ハッ、周りに認識されるようになったと分かれば早速相棒の元に行かねば!!

 

「アッ急用を思い出したぜ!私はこれで失礼するな!

ありがとうセヴィリオさん!またな!!」

 

私がそう叫ぶと、「はい、また会いましょう」とセヴィリオくんはふんわり笑った。

ウオオ癒しだ今日は最高の日だ……!!!

 

 

ちなみに、翌日に「海音リョクノって新人がジュリウスさんを口説いた」って話が広まっててりょくのんにシメられたのは秘密だ。

 

 

 

ミドリがメインになってしまった事、反省はしているのだ